キャラクターをイベントの度に変えるのは無駄だと思う

「平成18年度『海外安全キャンペーン』の実施について」

外務省が主体となって「海外安全キャンペーン」というのが行われてる事はご存知の方もいることでしょう。キャンペーンキャラクターには「武勇伝」のネタでおなじみの若手お笑いコンビ、オリエンタルラジオがつとめてます。パラシュート不時着事件が、却ってキャンペーンの知名度を上げたように私は思います。

ところで、このキャンペーン、今年の開催期間は2006年7月1日(土)から31日(月)のたった1ヶ月間です。「日本人が安全に旅行・滞在できるよう」に行うには短すぎませんか? こういったキャンペーンはキャンペーンを行っているということを知らせる期間をおいて、その実施をさらに長い期間設けなければ単なる一過性のものに終わってしまうのですが。さらに、夏休みの渡航者狙いなのは分かりますが、そもそもなぜ夏休みだけにターゲットを絞るのかも不明です(期間に多くの社会人が休暇を取る8月が含まれない事も)。夏休み以外にも渡航者の多い時期はあるでしょう。

来年になれば、オリラジが他のキャラクターに代わっている事でしょうが、オリラジって外務省に何の関係があるキャラクターなのでしょう。ODA広報TV番組イメージキャラクターの関口知宏(つい先日までは仲村トオルでした)とか、既に他で使ってるキャラクターをそこでも使えばいいのに。
何かイベントがある度に新規のキャラクターを選んで契約するという方法をとっていますが、誰が何のキャンペーンのキャラクターなのかなんて、キャンペーンが終了して数日後にはすっかりと職員の頭から抜け落ちてます。一般の方にもパラシュート不時着事件のようなことでもなければ知らなかったでしょう。結局のところ、職員のミーハーとお金のムダに過ぎないと私は思うのです。