被害者は税金でしっかりと治療します

無差別な殺人事件のニュースが相次いでます。無差別なと言っても、犯人は腕っ節の強そうな人は避けている気がしますが。
いくつかあった事件の中で、仕事でつながりのある人が被害に遭いました。
客先のことなので見舞金などが出るのか、出るとしたらいくらか、それは勤務先の公共機関から支給されるのかは分かりません。
ですが、この人が仕事が出来ない期間、他の職員に仕事が回り、職員の手伝いは私たちに回り、勤務先の公共機関から残業代やらなんとか手当てやらが支給されます。
……無差別殺人を起こしてるつもりの方。こんな事で、ちょっとでも税金の無駄遣いするの、やめましょうよ。

公的機関ほど割引サービスを利用すべきだと思う。

古い記事で恐縮ですが、今年(2006年)7月28日の読売新聞で、「公務出張、マイルどうする?」という記事がありました。
公務出張で航空機を利用した場合のマイレージサービスについて、取得した特典の指摘しようを認めるかどうかという問題で、会計検査院法務省がマイル取得を禁じることで対策としました。他の中央省庁も考え中だといいます。(とは言っても、その手の話で一番メリットのありそうな外務省が「当人に任せる」としているのですが)
税金を納める身としては、むしろこういったサービスはガンガン利用してほしいと思います。こういったサービスと言うのは、書籍を購入する際の割引サービスや、電化製品を購入する際のポイントサービスのことです。
団体としてIDを取得して、公務でたまるたびにそのIDでマイルやポイントを貯め、たまった分を次年度の予算として上積みしてはどうかと思います。実際に民間企業では、このようにしてマイルやポイントを集めて利用し、出費を抑えているところもあるそうです。中央省庁を始めとした公的機関には、むしろ率先して行ってほしいところです。
その他にも、年間定期購読で安くなる雑誌を購読している公的機関には、ぜひその安くなる制度を利用していただきたいところです。何でも年間定期購読は1月から12月の契約になりますが、予算の計上は4月から3月の年度という単位で行わなくてはならないため、この制度を利用しない公的機関もあるとか。

ブログの効果を一側面だけで見ないで欲しい


ブログで話題になった話題がランキング形式で表示されるTHE BLOGGER'S NEWS」を見てました。
http://blog.goo.ne.jp/index.php?fid=trendranking

第11位に、「Yahoo!ブログ - 風・・薫・・空・・。(30)」という記事がランクインしていました。(2006年9月12日18:16現在)

その右となりにある「ブログを見る」をクリックして驚きました。
このブログに関する記事は全て、同じタイトル、同じ内容、同じYahoo!ブログで作成されています。

※2006年09月11日 02:34:00〜2006年09月12日 16:23:52間にアップされた31件

記事の中で使われている画像、フォント(サイズ、カラー)、文章、全てが全く同じ。しかもコメント欄を読むと、「この内容の転載をお願いします!!」と更なる普及を求めるものが。

そういえばYahoo!ブログって転載機能があるんでしたっけ。

転載されている内容は、「難病を患った少女の話から彼女のブログにコメントを残す事と骨髄バンクへのドナー登録を促す事」とても心が揺さぶられるオハナシです。

ですが、この方法、決して最善の方法ではありません。
むしろ私には薄気味悪く思われます。

これは既にチェーンメールと化してます。
非常にリテラシーの低い行為だと思います。
善意を持ってしまった方は広めなくてはならない強迫観念にかられます。
途中で悪意のある誰かによって文面を変えられたらどうするのでしょう。

転載機能を使用してるから気付かれない方も多いのでしょうけど、同じ内容を多数のブログに貼り付けることにどんな意味があるのでしょうか?
私には元ネタが分かりにくくなるというデメリットの方が真っ先に思い浮かびます。
このような内容をWebで広めるのであれば、リンク先のサイトを紹介するだけに留めてください。

それから、底意地の悪い事をお聞きしますが、転載される方はドナー登録をされたのでしょうか?

靖国問題は瑣末なもので、反日感情問題が重要なのではないか?と思う

ボーガスニュース-【lifehack】「靖国メソッド」国民のあいだで大ブレイク
が面白かったです。

小泉首相が15日に靖国参拝を実行した事について、記者会見での発言をメソッド化したものが、国民に受けていると言う内容でした。残念ながら使っている人にはまだ遭遇した事がありませんが。

昨日、早朝からマスコミが靖国に殺到した様子がテレビで映されました。東京地方でそれを見ていると、地上波放送ではテレビ東京を除く全ての局で中継をしていました。その時間の番組内容を変更してまで放送する内容だとも私は思わなかったのですが、それだけ関心の高い事項だったのでしょう。
靖国参拝について、あちこちのブログを閲覧しました。
そこでちょっと気になったことがあったので、それについて書いてみます。

NHK「靖国討論」……今さらとの感。それより靖国参拝とセクハラの関係を議論すべき
(Letter from Yochomachi > TV, Cinema & Books > 余丁町散人(橋本尚幸)の隠居小屋 - Blog )

こちらのブログで”靖国問題を「国際エティケット」の問題”と捉えるとの発想、とても興味深く読みました。
「食事の仕方で文化圏が異なれば不快感を感じるとのことと同じである。相手が耐えられないような嫌悪感を感じることはしないというのが文明人の処世術であり、理屈ではないというのは、セクハラの定義を見れば明きらかである」という内容に読めました。

ですが、ブログ主さんの意見を含めて、コメント欄でも私と同じ意見の方は、残念ながらいらっしゃらなかったようでした。

私の意見は、「日本を嫌うように教育されてる人にとっては、何をしたところで日本は嫌われる」というものです。

中国は、自国政治の不満を日本にぶつけるように幼児期から教育を受けています。そして自国で得られる情報は全て国によって規制されてます。

中国における日本のODA援助を、中国の国民の多くは知りません。知る機会を奪われているからです。情報公開の一環で、ODAの活動をWebに掲載しようという活動が外務省の外郭団体では行われています。
これは日本にいる納税者に向けた「海外では税金がこのように使用されています」という説明でもあり、海外に向けた「日本はこんな活動をしています」というアピールでもあります。

ところが、中国側はその内容について、一方的な確認と修正(削除)を要求してきます。もしくは中国で活動をしている日本人から、「われわれが中国側から圧力を受けている。活動がやりにくくなるから公開をやめてほしい」とWeb掲載の中止を希望したりします。
中国ではWebコンテンツは政府への登録制で、外国語(特に日本語)のコンテンツを作成するときには同時に中国語でも作成をさせ、文章の内容が日本語の方が多いと作り直しを命じられたりします。
中国国内からは、日本語のYahoo!でさえ、閲覧を規制されてます。(裏ワザは存在するそうですが)
つまり中国においては非常に偏った日本の情報しか発信・受信できないのです。

韓国も、幼児のころから竹島(独島)を自国領だとする歌を歌わせているなど、情報操作と言える教育をしています。

そのような人たちが、大嫌いな国(日本)の行動について賛同する意見を言うはずがありません。

マナーの問題という範疇であれば、外交と言う問題においてはそれほど大きな問題ではありません。(むしろ日本は、ODAのやり方にしても相手国の事情を知った上でその国のやり方に添うと言った、他の経済先進国には見られない細やかな心配りが見られます)

そうではなく、日本を敵視することで自国のアイデンティティーを保とうと言うのが、両国の政策にあるため、日本がどのような行動を起こしても両国には反日問題の材料としかならないのです。

靖国問題は枝葉でしかありません。
もし首相の靖国参拝を中止したとしても、今度は教科書問題、領土問題を同じように外交カードに出してくるだけです。問題の大元である幹、「反日感情」はあくまでも、中国・韓国側にあります。
本気でこの問題に取り組もうと言うのであれば、むしろ日本からも中国・韓国の反日教育問題を取り上げるべきだとも思うのです。

あなたからの電話はこちらでは応対できません

広報担当では、一般の方からとマスコミからの電話を受け付ける電話窓口があります。さらにマスコミには、報道とそれ以外というように決まった担当者がいて、応対しております。政府要人の方からの電話は広報では対応しません。
それ以外の人からの電話と言えば、身内の職員か仕事関係者としか考えていなかったのですが、ある日私が受け取った電話は、我が耳を疑ってしまうものでした。

私が受話器を取った瞬間、こちらが名乗るのも聞かずに、「○○(ウチの公的機関のトップの名前)さん、いる?」と声の主である中年の男性は話して来ました。○○宛ての電話は直通か、秘書室で受け取ります。部署どころか建物が異なるため、我が部署からは回す事もできません。それでも男性は、こちらの話を聞かずに同じ言葉を繰り返します。

いたずらでなければ、秘書室から掛け直してもらおうと、私は相手のお名前を確認しました。すると男性は初めて私の言葉に反応し、「元首相の森です」と話し、一方的に電話を切ってしまいました。掛けなおすための電話番号の確認をする前でした。

私は秘書室に電話をし、「『元首相の森様』と名乗る方より○○宛てにお電話があり、広報担当にて受け取りました」と伝えました。
森様。もし、あのときのお電話がご本人でいらっしゃいましたら、政治家からの電話担当は別におりますので、ご案内させていただきます。改めて広報担当までご連絡をください。

キャラクターをイベントの度に変えるのは無駄だと思う

「平成18年度『海外安全キャンペーン』の実施について」

外務省が主体となって「海外安全キャンペーン」というのが行われてる事はご存知の方もいることでしょう。キャンペーンキャラクターには「武勇伝」のネタでおなじみの若手お笑いコンビ、オリエンタルラジオがつとめてます。パラシュート不時着事件が、却ってキャンペーンの知名度を上げたように私は思います。

ところで、このキャンペーン、今年の開催期間は2006年7月1日(土)から31日(月)のたった1ヶ月間です。「日本人が安全に旅行・滞在できるよう」に行うには短すぎませんか? こういったキャンペーンはキャンペーンを行っているということを知らせる期間をおいて、その実施をさらに長い期間設けなければ単なる一過性のものに終わってしまうのですが。さらに、夏休みの渡航者狙いなのは分かりますが、そもそもなぜ夏休みだけにターゲットを絞るのかも不明です(期間に多くの社会人が休暇を取る8月が含まれない事も)。夏休み以外にも渡航者の多い時期はあるでしょう。

来年になれば、オリラジが他のキャラクターに代わっている事でしょうが、オリラジって外務省に何の関係があるキャラクターなのでしょう。ODA広報TV番組イメージキャラクターの関口知宏(つい先日までは仲村トオルでした)とか、既に他で使ってるキャラクターをそこでも使えばいいのに。
何かイベントがある度に新規のキャラクターを選んで契約するという方法をとっていますが、誰が何のキャンペーンのキャラクターなのかなんて、キャンペーンが終了して数日後にはすっかりと職員の頭から抜け落ちてます。一般の方にもパラシュート不時着事件のようなことでもなければ知らなかったでしょう。結局のところ、職員のミーハーとお金のムダに過ぎないと私は思うのです。