靖国問題は瑣末なもので、反日感情問題が重要なのではないか?と思う

ボーガスニュース-【lifehack】「靖国メソッド」国民のあいだで大ブレイク
が面白かったです。

小泉首相が15日に靖国参拝を実行した事について、記者会見での発言をメソッド化したものが、国民に受けていると言う内容でした。残念ながら使っている人にはまだ遭遇した事がありませんが。

昨日、早朝からマスコミが靖国に殺到した様子がテレビで映されました。東京地方でそれを見ていると、地上波放送ではテレビ東京を除く全ての局で中継をしていました。その時間の番組内容を変更してまで放送する内容だとも私は思わなかったのですが、それだけ関心の高い事項だったのでしょう。
靖国参拝について、あちこちのブログを閲覧しました。
そこでちょっと気になったことがあったので、それについて書いてみます。

NHK「靖国討論」……今さらとの感。それより靖国参拝とセクハラの関係を議論すべき
(Letter from Yochomachi > TV, Cinema & Books > 余丁町散人(橋本尚幸)の隠居小屋 - Blog )

こちらのブログで”靖国問題を「国際エティケット」の問題”と捉えるとの発想、とても興味深く読みました。
「食事の仕方で文化圏が異なれば不快感を感じるとのことと同じである。相手が耐えられないような嫌悪感を感じることはしないというのが文明人の処世術であり、理屈ではないというのは、セクハラの定義を見れば明きらかである」という内容に読めました。

ですが、ブログ主さんの意見を含めて、コメント欄でも私と同じ意見の方は、残念ながらいらっしゃらなかったようでした。

私の意見は、「日本を嫌うように教育されてる人にとっては、何をしたところで日本は嫌われる」というものです。

中国は、自国政治の不満を日本にぶつけるように幼児期から教育を受けています。そして自国で得られる情報は全て国によって規制されてます。

中国における日本のODA援助を、中国の国民の多くは知りません。知る機会を奪われているからです。情報公開の一環で、ODAの活動をWebに掲載しようという活動が外務省の外郭団体では行われています。
これは日本にいる納税者に向けた「海外では税金がこのように使用されています」という説明でもあり、海外に向けた「日本はこんな活動をしています」というアピールでもあります。

ところが、中国側はその内容について、一方的な確認と修正(削除)を要求してきます。もしくは中国で活動をしている日本人から、「われわれが中国側から圧力を受けている。活動がやりにくくなるから公開をやめてほしい」とWeb掲載の中止を希望したりします。
中国ではWebコンテンツは政府への登録制で、外国語(特に日本語)のコンテンツを作成するときには同時に中国語でも作成をさせ、文章の内容が日本語の方が多いと作り直しを命じられたりします。
中国国内からは、日本語のYahoo!でさえ、閲覧を規制されてます。(裏ワザは存在するそうですが)
つまり中国においては非常に偏った日本の情報しか発信・受信できないのです。

韓国も、幼児のころから竹島(独島)を自国領だとする歌を歌わせているなど、情報操作と言える教育をしています。

そのような人たちが、大嫌いな国(日本)の行動について賛同する意見を言うはずがありません。

マナーの問題という範疇であれば、外交と言う問題においてはそれほど大きな問題ではありません。(むしろ日本は、ODAのやり方にしても相手国の事情を知った上でその国のやり方に添うと言った、他の経済先進国には見られない細やかな心配りが見られます)

そうではなく、日本を敵視することで自国のアイデンティティーを保とうと言うのが、両国の政策にあるため、日本がどのような行動を起こしても両国には反日問題の材料としかならないのです。

靖国問題は枝葉でしかありません。
もし首相の靖国参拝を中止したとしても、今度は教科書問題、領土問題を同じように外交カードに出してくるだけです。問題の大元である幹、「反日感情」はあくまでも、中国・韓国側にあります。
本気でこの問題に取り組もうと言うのであれば、むしろ日本からも中国・韓国の反日教育問題を取り上げるべきだとも思うのです。